起業・開業のポイント

  • 助成金は条件を満たせば、必ずもらえます
  • 融資ではないので返済の義務はありません


これから起業・開業される方へ

これから起業・開業しよう!というみなさんは、恐らく期待に胸がふくらんでいることと思います。でもちょっと待って下さい。会社・個人事業主の約5割が3年以内に廃業、さらに、約8割が10年以内に廃業しているという統計データがあります。
そこで、これから起業・開業するみなさまに成功していただくために、以下についてチェックしてみましょう。

起業・開業をする前に

1.起業・開業の決意にゆらぎはないですか?

『起業・開業』という響きは魅力的ですが、起業・開業は楽なことばかりではありません。苦しいとき、うまくいかないときの方が多いかもしれません。そんな時、決して他人のせいにせず、乗り切ってゆく決意はありますか?

2.事業の可能性は十分に検討しましたか?

1)提供する商品・サービスに独自性はありますか?
2)商品・サービスの提供方法に独自性はありますか?
3)独自性がない場合、価格競争力はありますか?
4)新規顧客を獲得する方策はありますか?
 上記のいずれにも自信がもてない場合は、再度考えを整理してみましょう。

事業イメージを紙にまとめましょう

1.事業に名前をつけましょう

知らない人が見てもすぐにイメージできるような名前をつけましょう。

2.事業内容を簡潔にまとめましょう

誰に・何を・どのように提供するのかをわかりやすく整理しましょう。この段階であなたがワクワクすることが大事です。

3.市場環境を分析しましょう

市場規模や市場の成長性、競合関係調査などを調べてみましょう。

4.競合を調べましょう

あなた以外に同じ事業をやろうとする会社はあるのか?その会社はどこにあるのか? もし同一商圏の場合は勝ち目があるか?などを良く調べましょう。

5.顧客の獲得法を考えましょう

あなたが提供する商品・サービスを購入するターゲット顧客・市場にどうアプローチするのか、訴求方法と顧客の獲得法を検討しましょう。

6.想定されるリスクを洗い出しましょう

事業開始に伴って想定されるリスクや問題点を抽出し、その対処法や解決策を考えましょう。

資金計画を立てましょう

1.起業・開業に必要な資金額を計算しましょう

独立前に必要な資金は開業資金と運転資金に分かれます。事前にいくらかかるのか、しっかり算出しておきましょう。

2.自己資金がいくらあるかを確認しましょう

起業・開業に伴う資金を全額自己資金でまかなうことは難しいですが、なるべく多く準備しておいた方が良いことは間違いありません。そこで、必要資金をどこまで用意できるのか、しっかりと洗い出してみましょう。

3.不足資金額の算出と調達先を検討しましょう

開業資金が不足した場合、まず思い浮かぶのが金融機関からの融資ですが、実は金融機関は起業・開業者にはなかなか融資をしてくれません。そこで公的金融機関や助成金の活用をまず検討してみましょう。